仕事や家事など、やらなければならないことがあるのに始められないことがあります。やろうという気持ちはあるし、やらなければいけないという気持ちもあるけど、始められない。
特段難しいことでもなく、困難なことでもないのに、なぜ始められないのでしょうか。大きな理由の一つとして、「めんどくさい」という感情が挙げられます。
今回は、その誰もが抱える「めんどくさい」と思う気持ちの対策をご紹介します。
「めんどくさい」が招く自分への悪い影響と結果
仕事でも家事でも、「めんどくさい」と感じるタスクは、誰にでもあると思います。残念ながら、多くの場合、「めんどくさいタスク」=「やらなければいけないタスク」です。
それをめんどくさいからと放置したり、先延ばしにすると、仕事や家事に支障をきたします。
やらなければいけないことを先延ばしにすると、〆切に間に合わない、〆切間際で焦って中途半端な仕事をしてしまう、やがて、周囲に迷惑をかけてしまい、信用を失うといった事態を招いてしまいます。また、振込をしなくてはいけないのにめんどくさくて振込をしなかったり、電話をしなければならないのにしなかったり、家族から頼まれたことをやらなかったりすると、家族からの信用も失うことにつながります。
「めんどくさい」という気持ちが先行して先延ばしにした結果、一つ一つは大して困難ではない、いわば「普通」のタスクができず、自分に落胆し、自信をなくしてしまったり、周囲から叱責されたり、自己嫌悪に陥り、心の病につながってしまう場合もあります。
また、実体験ですが、「やるべきタスク」を先延ばしにしていると、そのズルズルと先延ばしにしている間、ずっと「やらなきゃ」という焦りや、やるべきことをやっていない後ろめたさ、上司からいつ進捗を確認されるかビクビク毎日を過ごすといった、ストレスを感じ続けます。
「めんどくさい」を「やりたい」に変える方法3選
1 タスクを完了させた後のメリットを考える
「めんどくさいタスク」を完了させた後に得られるメリットを想像してみると良いと思います。
例えば、〆切より前に余裕を持って終わらせることができれば、残業せずに定時で上がって、余暇を楽しんだり、趣味の時間に充てることができます。
それに、周りからの信用も得られることができるし、良いことばかりです。また、やるべきことをやっていない後ろめたさや、上司から進捗を聞かれることにビクビクする毎日を過ごすこともなくなります。
私の場合、このやり方を最初は本当に些細なタスクから実践していきました。完了したタスクは記録していき、小さな成功体験を積み重ねていきました。
2 ご褒美を用意する
先延ばしせずにタスクを完了させた時のご褒美を用意するのも良いと思います。高価なものではなく、好きなお菓子を買うとか、好きなクラフトビールを買って帰るとか、簡単なものでも良いと思います。ですが、とても困難なタスクを完了できた場合は、高価なものもありだと思います。
私の場合は、タスクを完了できたら、サウナに行くというご褒美を用意しました。周りと比較はせず、自分の努力に注目して自分を労ってあげると良いと思います。
3 完璧主義をやめる
「めんどくさい」と思う理由の一つに完璧主義があると思います。
完璧にやらなければいけないから、まとまった時間ができたらやろう。とか、完璧な資料をつくるための工程が多すぎてめんどうになってしまったりします。
多くの場合、先延ばしせずに余裕を持ってタスクを完了すれば、資料に対する上司からの意見を聞いて、ブラッシュアップしたりすることもできます。 100点満点を目指すのではなく、75点でも良いという気持ちで、取り組むと良いと思います。
最後に
今回は先延ばしをしてしまう理由の1つである「めんどくさい」という感情に注目しました。
「めんどくさい」という感情はどんなに頑張ってもなくなることはないと思います。
感情に振り回されず、上手に乗り越えて、先延ばしの癖を克服できたら良いと思います。
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