今話題の退職代行サービスとは?使わない方が良い場合もある!

Life Hack

こんにちは。
近年、退職代行の認知度が上がり、利用者も増えているようで、今回のGW明けで退職代行への依頼が増えているみたいですね。
個人的には、退職代行を利用することについて否定的ではありません。
私も、退職代行を検討し、実際に連絡を取り、依頼する直前まで話を進めた経験がありますが、最終的には利用せずに退職しました。

私の経験を踏まえ、退職代行の利用を検討する際の考慮点についてお話ししたいと思います。

1. 退職代行とは?どのような時に利用する?

名前の通り、本人に代わって勤務先に退職の意向を伝え、退職までの手続きを代行してくれるサービスです。

大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれのサポート範囲に違いがありますので、利用を考える際は退職代行会社がどのタイプに該当するかを確認することが重要です。

  • 民間業者が行う退職代行

一般の法人が退職の意向を伝えるため、有給消化の交渉や未払い残代金の請求などの行為は禁止されています。金額は比較的安く、退職の意向を伝えるだけで十分な方向きですが、勤務先とのトラブル時の対応ができないため、トラブルなく退職できる場合に利用するのが良いと思います。

  • 労働組合が行う退職代行

労働組合が代行し、有給消化の交渉や残業代の請求などを行います。金額は民間業者よりも高めですが、労働者としての権利をしっかり活用したい方に適しています。

  • 弁護士法人・弁護士事務所が行う退職代行

弁護士が手続きを代行し、訴訟などの問題が発生した際に代理人として動きます。トラブルが予想される場合にも相談できますが、退職とは関係のない問題には対応しません。

このように3つのタイプがあり、ご自身の置かれている状況によって利用する代行会社が変わると思います。
では、どのような場合に退職代行を利用するのでしょうか。

会社からセクハラやパワハラ、虐めなどを受け、精神的に参ってしまい会社に行けない場合や、退職の意向を示しているのに会社が辞めさせてくれない場合は率先して利用するべきだと思います。
特に精神的に参ってしまっている場合は、代行を利用して退職によるストレスを極力減らし、環境を変えゆっくり心と身体を休める事が大事だと思っています。

    2. 退職代行を利用しない方が良いケースもある

    あくまで個人的な見解ですので、ご理解の上お読み頂けたらと思います。
    私は退職代行を利用することは悪い事だとは思いませんし、利用する方が弱いとかズルいとか不義理な人だとは思いません。
    ですが、退職代行を利用するのは辞めといた方が良いケースもあるので、お話したいと思います。

    ① 既に会社とトラブルを抱えている場合

    既に業務内容や勤務態度で会社トラブルが起きてしまって、会社との関係が悪い場合、退職代行を使うことで、余計に問題が拗れる可能性があり、退職代行を利用した結果、訴訟や損害賠償など、より悪い結末になる可能があります。
    すぐにでも退職したい気持ちは、ものすごく解るのですが、まずは既に起きているトラブルを鎮静化してから、利用することを強くおススメします。

    ② 退職の理由が軽微で、会社や同僚に迷惑をかけることがない場合

    退職の理由が軽微であり、会社や同僚に迷惑をかけることがない場合は、退職代行を利用する必要はありません。退職の意向を伝えるのは難しいことかもしれませんが、自身で対応することが重要です。

    例えば、退職を伝えるのがただ気まずいだけでしたら、退職代行は利用しない方が良いと思います。
    会社には転職して入ってきた人も多くいるはずです。その人たちも経験してきたことなので、必ず理解してくれると思います。

    3. なぜ退職代行を利用しなかったか

    簡潔に言うと、先述した退職代行を利用するべきでない理由に自分が当てはまったからです。
    担当していた業務でトラブルが起きていた為、それが理由で会社との関係も悪化したのですが、トラブルが沈静化せずに、一方的に退職すると余計なトラブルが新たに産まれてしまう恐れがあった事と、
    会社には関係が良好な方も居ましたので、その人たちに余計な迷惑は掛けたくないなと思い、退職代行の利用をやめました。
    それと、私は弁護士法人が運営している退職代行会社に相談をしたのですが、弁護士先生からも出来れば退職代行を使わないで退職した方が良いとアドバイスをして頂いたのも理由の一つです。

    また、考え方が古いのかもしれませんが、やはり代行をつかって退職することに抵抗を感じていました。今、楽だとしても、退職代行を使って退職したことを後々後悔するのではないか。という思いもあり、退職代行の利用をやめました。

    結果、トラブルが落ち着いた段階で、退職の意向を示しましたが、会社もなんとなく察していたようで、すんなり受け入れてもらえました。
    トラブルありきの退職でしたので、円満退社とはいきませんでしたが、ちゃんと業務の引継ぎや退職の挨拶もできたので、結果、退職代行を利用しなくて良かったと思っています。

    退職を考えてから、実際に退職するまで約2年程かかりました。その期間はメンタル的にも浮き沈みが激しく、非常にしんどかった期間でしたが、終わってみると良い経験だったのかなと思いますし、今後の糧になる経験をしたなと思っています。

    4. 最後に

    改めて述べますが、退職代行を利用することは悪いことではありません。今回の話は、退職代行を考えたが利用しなかったケースを紹介したものですので、退職代行を検討している方の参考になれば幸いです。

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