今回は、最近読んだ本で「生きづらさ」に悩む方におすすしたい本を紹介します。
みきいちたろう著の“発達性トラウマ「生きづらさ」の正体”という本なのですが、個人的にとてもしっくりくる内容でした。
本書は、私たちが日常的に抱える様々な「生きづらさ」を発達性トラウマという視点から、照らし合わせていき、その理解と克服方法を紹介していきます。
トラウマというと、戦争で死に直結するような恐怖を体験したり、災害や性的虐待を受け、心身ともに癒えることのない傷を負うなど、ある限定された状況を体験した人が抱えるようなイメージですが、トラウマの全貌は違い、職場や家庭で日常的に受けるストレスによる障害もトラウマと捉えられ、成人後に受けたパワハラやセクハラ、モラハラによるストレス障害もトラウマとして捉えられるそうです。
普段トラウマや愛着障害、吃音を専門にカウンセリングを提供している、みき いちたろう先生のクライアントが持つ「生きづらさ」の様々なケースを紹介をしていて、それがとても共感できる内容であり、自分の現状に当てはまりました。
また、「生きづらさ」の原因となる発達性トラウマに対する理解を深める為に、トラウマ全体の説明から歴史的背景の説明、トラウマの症状と発達障害の症状が似ていることなど、多様な視点からとてもわかりやすく解説してくれています。理解が深まったら、つぎは克服方法の紹介もあり、とても実践的な本になっています。
「生きづらさ」に悩んでいる方に是非読んでいただきたい1冊だと思います。
↓おすすめ本の詳細はこちら
コメント